カテゴリー「書籍・雑誌」の8件の記事

この本、実は有名なのかな?

 Amazon.co.jpのウェブサイトをブラブラしていたら面白い本を見つけた。以前に購入したりチェックした書籍からサジェストされる例の機能でプッシュされるブックマーケティングにまんまと絡め取られたわけだが、実はこの本(というか池谷裕二さ ん)は有名な本なのではないだろうか?つまり僕が知らなかっただけだ。そういう本はこの世に一生かけても読みきれないほどあると思うが、それ以外の本(つ まり読むに値しない本や、読む必要がない、興味がない本など)の中からチョイスすることって、実はとっても難しいんじゃないかと思った。インターネットと エレクトリックコマース、それらをバックエンドで支えるデータベースやウェブサーバーのテクノロジのおかげで、数語のキーワードやユーザーのユニーク情報 (閲覧や購入の履歴)から次に思考・嗜好するはずのアイテムを選び出すということが、実は神にも近い技なのかもしれないと気づかされることがある。 ...記事全文

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10年分のトランジスタ技術

 CQ出版トランジスタ技術という雑誌が、積読したまま放置して10年分貯まってしまった。押し入れの一画を悠然と占領して、ときどき読みたい特集のものを取り出したりするものだから、並び順もメチャクチャになるし、昔の有用な記事も探すことができない状態になっていた。そもそもトランジスタ技術は、かなり昔から業界紙として有名なようで、特集や連載記事もさることながら、その倍以上の頁数を割かれた広告が、インターネットなどの普及前には格好の情報提供の場になっていたのである。最近では景気の低迷もあってか、広告量が数年前の半分にまで落ち込んでいるので、約3センチはあろうかという太い雑誌も今では半分くらいになってしまった。もちろん記事のボリュームはほとんど変わらないのが幸いだが。

Toragicollections

 その10年分のトランジスタ技術を なんとかしたい!今年に入ってそう思っていたのを実行に移すことにした。つまり縮刷版の作成である。表紙と目次そして本文の特集や連載記事だけを切り出し て、広告部分は取り除く。それに2穴パンチで穴を開けてから、10センチ厚のパイプバインダーに年毎に並べてまとめて綴じる。縮刷しても 1年分はおよそ10センチだ。結構なボリュームになるが、ただ積んでおくよりは断然良い。ときどき購入しているインターフェースデザインウェーブ1)2)、そして定期講読をしているEE Times JapanEDN Japanも、ついでに縮刷作業をしてファイリングできるようにした。太いカッターで紙面を切り分ける作業で、両手の指先がひび割れて痛い。... 全文

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知っておきたいJTAGの基礎知識

 申し込んでいたことを半分忘れかけていた特殊電子回路(略して特電)の「 知っておきたいJTAGの基礎知識 」という小冊子が、MITOUJTAGのカタログ一式と共に送られてきました。今のところ趣味から仕事へとJTAG関係の作業がちょっとだけできるようになり、CPLDからFPGAへと規模を拡大して、プロセッサ設計なんかをやってみたいと思っていたのですが、なかなか他の興味に気をとられてそちらの方面は最近ほとんど触っていません。よく使っていたのはXilinxのXC9500シリーズで、AlteraのMAX7000シリーズも少し触ったりしていました。最初はスケマチックで書いて、VHDLを覚えて使えるようになってからはもっぱらVHDLで設計をしていましたが、今自宅のメイン開発機のCPUが64bitだからなのか、Xilinx ISE Designe Suite 11がインストールできなくて諦めていたんだ、っていうことを思い出したくらいです。Quartus IIはまだ試していないんだけどね。

Nahitechjtag

 その「 知っておきたいJTAGの基礎知識 」は今のところ特電で販売されている訳ではなく、興味がある人に先着で送付するという形式で頂いたものです。JTAGについて調べてみればわかるけど、IEEEの規格になっているとはいえ、その詳細を調べることが意外と難しいのです。ましてデバイスのコンフィギュレーションやデバイステストについては、Xilinxなど一部のメーカーではバウンダリ情報が小さく書かれていたりするけど、ほとんど明かされていません。自分がJTAGCPLD/FPGAについて特電さんほど突っ込んだことをしようと思っていないにもかかわらず、その概要も良くわからないというのが現状なのです。もちろん、ネットサーフィンすればJTAGの使い方やダウンロードケーブルの自作方法などの情報を得ることはできますが、仕組みまではほとんど解説されていません。(知る必要がない、と言われてしまえばそれまでだけれど。)つまりJTAGは手段であって回路設計や論理設計がエンジニアやホビイストの領分なのであって、その仕組みはプロだけが(つまり特電さんみたいな人たちが)知っていればいいということなのでしょう。でも、トランジスタの仕組みがバンド理論などの詳細に説明がされているのに、物理的ではなく極めて人為的で論理的(だって同期シリアルだし)な仕組みがオープンでないのは変だと思います。 ...記事全文

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まだ知らないPaul Grahamの世界

 以前に「ハッカーと画家」なるその筋の話が好きな人にはたまらない本を衝動買いしたことがある。まだちゃんと読んでないが、かなりディープな内容のよう で、逮捕されたビル・ゲイツの写真など、なかなか面白い話がてんこ盛りのようなのだ。その著者の名前は Paul Graham (P・グレアム)というのだが、この人実はLISPの 熱狂的信者(あるいは教祖)のようで、LISP関係の本も何冊が出版してる。Common LISP について書いた教科書的な本もある(とりあえず購入予定)のだが、「On Lisp」というLISPでもマクロなどの機能に的を絞って、「LISPはすごいんだぜ!」みたいな本まで出している。この本は野田 開さんという人が日本語訳をして出版しているのだが、その草稿がネットに存在することを知って驚いた。(野田開 Paul Grahamで検索するとどこかにヒットする。)...全文

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書評「ベトナム戦記」(開高健)

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 この「ベトナム戦記」は、自分が始めて手にした開高健(以下、開高)の著作である。戦争や残酷な写実が好きなわけではないのだが、ノンフィクション文学のある末端に存在のが、この手の戦記物なのではないかと思う。著者だけが知りえる究極のリアリズムと、その場所その瞬間に巻き起こる人間の尊厳を賭けた生と死のグロテスクな姿、そして緊張と興奮の連続の中で感じる不思議な心の平安や感動を、戦争の中で著者が感じて、それを読む自分も追体験しているような気分になって、興奮したり虚無感を感じ、人間の尊厳とは、そして戦争とはなにかを考えさせられるのである。...全文

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細川貂々さんの本

 「ツレがうつになりまして。」で、大ブレイクした細川貂々さん。よくよく考えてみると、鬱に悩む人が世の中に増えていること、そして鬱病が社会現象になっていることが、この本が有名になった(なってしまった?)理由なんじゃないかと思います。だから、本当はあまり良くない事のような気もします。実際、本書に登場するツレさんも鬱病で悩んで苦しんだわけだし、貂々さん自身もそんなツレさんを支えなければいけなかったのですから。

 「ツレがうつになりまして。」シリーズは、貂々さんの独特のタッチが功を奏して、鬱病を取り巻く深刻な実情を面白おかしく描写しています。だから、身近に鬱病の人がいたり、鬱病に興味がある場合などに、あるいは「最近、鬱病ってよく聞くけど、実際はどんな病気なの?」って思っている人には、一読の価値があります。インターネットなどでも鬱病の症状や経験談は、検索すれば病院や支援団体のサイト、鬱病患者のブログなどたくさんヒットしますが、少し難しかったり、あまりにリアルだったり、深刻すぎだったりして、ファーストインプレッションとしての情報源には向いていないのではないかと思います。おかしな知識で接点を持とうとすると、鬱病の人はまじめな人が多いので、逆に余計な心配や配慮をしたりして疲弊してしまうのです。だから、いつもと変わらずに、でも少しだけその人の肩を支えるくらいでいいのです。そういう意味でも、「ツレがうつになりまして。」は本自体に深刻で重苦しい感じがないのです。でも内容はきちんとポイントを押さえているので、一般的な鬱病の症状と支える家族の気持ちを上手に表現していると思います。
 それともうひとつ、鬱病といってもいろいろなタイプがあり、中には患者本人が危険になる場合もあります。どういう意味かというと、鬱病の人が他人に危害を加えることはないのですが、自殺願望からそれを実行してしまったりするからです。だから、そういう人と接する機会がある場合には、よく事情を知ってからでないといけませんよね。

 「イグアナの嫁」や「専業主夫ツレのプチべジ・クッキング」、「かわいいダンナとほっこり生活。」なんかは、鬱病だったツレさんのことにはあまり触れずに、たくさんの爬虫類?ペットとの暮らしや、夫婦の考え方や暮らしについてのことが、包み隠さず面白く書かれています。幼少期にちょっと特別な生活をしていたツレさんならではの料理や趣味などのこと、貂々さんの見た目からはあまり想像できないダラダラぶりなど、まるで夫婦漫才のような生活は、漫画であるせいもあってちょっと羨ましくなってしまいます。
 自分の家族は妻とウェルシュコーギー・ペンブローク(犬♀)の「はな」との3人暮らしです。貂々さんツレさんの所はイグアナ2匹(2頭?)と亀たくさん、他にもいたような…?爬虫類(両生類?区別がつかないです。すみません。)系は苦手なので、それだけで尊敬です。自分の場合、犬だったらたくさんいてもいいなぁ、なんて思っているのですが、今住んでいる家ではちょっと無理なようです。
 話がそれてしまいましたが、イグアナとの生活がどんなものか興味ある人にはお勧めです。ってそんな人、あまりいないと思いますけど。そうでなくて、普段あまりマンガを読まないという若い御夫婦に、ちょっとほっこりしたいなぁ、と思うときなどこういった本があるといいと思います。

 「どーすんの?私」は、貂々さんの自叙伝(上巻)といったところでしょうか?この本では、最後にツレさんたちと出会う寸前で終わりになってしまいます。ぜひ、いろいろなことがあったであろう絵の学校時代の「結婚すんの?私達」という、ツレさんと貂々さんの自叙伝(下巻)を出版してほしい。
 でもこの本の内容、実は以外にディープなので、最初読んだときに驚きを感じました。高校卒業後の貂々さんは文字通り「どーすんの?」って感じで、自分の性格を乗り越えながらいろいろな仕事にチャンレンジしたり、その職場で社会の厳しさや現実を目の当たりにしたりしていくのです。貂々さんのころはまだ若い人にも仕事がたくさんあって、探そうと思えばなんとかなった時代だったのでしょう。でも今はどうでしょうか?新卒は優遇されていますが、少し歳をとり過ぎるともう就職口がありません。と思うと、第二新卒なる、社会人教育が完了した人材を求める会社もあるし、もちろんアウトソーシングは常に人材を探しては吐き捨てています。就職氷河期にうまく波に乗れなかった若者たちは、それこそ「どーすんの?私(俺)」って言いたいでしょうね。はたまた、自分のように普通のサラリーマンですら、今後の経済成長率や社会保険制度などを考えると、このまま働いていていいのか?とか将来大丈夫なのか?とか考えて「どーなんの?俺(私)」って言いたいです。左団扇で「オホホホ」って言っている人は、一握りしかいないのですから。
 この本の終盤にはやっと貂々さんにも光が見え始めて、少し暗い気持ちも晴れるのですが、仕事を転々とする貂々さんの様子を見ていると、今この瞬間にも路頭に迷っている人々がいるんだ、ということにハッとさせられたのです。

 最後に最近読んで、続編が出ないかなぁと思っていたら本当に出た「きょとんチャン。」シリーズの紹介です。いきなりですが、貂々さんの本は意外と(というと失礼ですが…)内容がディープです。イラストのタッチやセリフが面白くてかわいいのでだまされてしまいますが、「ツレうつ」はもちろんのこと「どーすんの?私」も「きょとんチャン。」も、少し宗教的なというか、人生訓というか、「人生ってそんなに焦って前進しなくていいんじゃない?」っていうような、生きていくための息抜きみたいなものが伝わってくる気がします。きょとんチャンはまさにそういったキャラクターだし、対照的なアセッタさんはいつも自己嫌悪してばかり。たかがマンガですがされどマンガで、自分はどうなのかと自問自答したとき、おそらくみんな「自分はどちらかといえばアセッタさんだなぁ。」って思うでしょうね。
 他にもいろいろなキャラクターが出てきて、少しファンタジックな部分もありますが、変な自販機とかゾウとかもいるので、そのあたりは貂々さんらしいのかもしれません。そんな変なキャラクターにもエスプリの効いた人生訓(というと大げさですが)が含まれているのです。

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 他にも貂々さんはいろいろな本を出版されています。他の方と組んでイラストを描いたり、雑誌などにもイラストを提供していますよね。最近はそうでもないですが、以前鬱病がよくニュースなどで取り上げられたときには、御夫婦でよくテレビに出演されていました。そんな、細川貂々さんの作品に出会ったのは、自分が鬱病になったから。おそらく病気にならなかったら、興味を持たなかったかもしれません。だって、個人的なマンガの趣味はリアルSFで、攻殻機動隊とかだったんですから。
 ちなみに細川貂々さんのホームページはこちら「とかげのしっぽ」です。ブログもあります。

※出会いというのは不思議なものですね。

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JAビル地下の本屋

Agribookcenter  今年の秋頃だったか、我が家の奥様が食べ物についての専門書を探しに「農業書専門の本屋」に行きたい、というので行ってみることにした。自分はまだリハビリ出勤したりしていた頃で、人ごみや長時間の外出はそれほど得意ではなかったが、これも経験かなぁと思って、行ってみることにしたのである。そこは丸の内のJAビルで、建物自体は時代を感じさせる風情がある重厚さがあった。だが地下街に下りると、なんとなく薄汚れてくたびれていて、昭和の時代のする食堂や商店が所狭しと並ぶんでいた。JAビルの名のとおり、日本の農業界を担う人々が仕事をしているからであろうか、やけに警備が物々しい。そんな中をウロウロしていると、その「本屋」が存在した。
 本屋の名前は『農業書サービスセンター』で、「日本で唯一の農業書専門の本屋」を自負している。うーむ、確かに敷地はそれほど広くはないが、巷の本屋には絶対に売っていないであろう畜産や繁殖関連の専門書、作物それぞれの大規模農法の解説書、果ては農村というコミュニティ形成を検証する本まである。

Eatlife  興味深いのは農業と一口に言っても畜産も含まれていることである。言われてみれば当たり前だが、畜産と言っても養鶏から肉牛、乳牛、その他いろいろあることに驚いた。その中にあった肉牛の業界紙なのだが、松坂牛とか近江牛とか但馬牛とか、そんなブランドは一言も書かれていない。なぜだろう?その代わり「次郎号」みたいな名前の立派な牛の勇姿が宣伝としてカラー写真で数ページ掲載されているのである。おそらく、種馬ならぬ種牛なのだろうが、結局は育つ産地によってA5ランクとか言われるけど、元になる牛の精子は肉質のいい牛のそれが使われるってことなのかな?なんだか、「うまい肉」といってもそういうカラクリが見えてくるとあまりおいしく感じない。
 自分はベジタリアンではないけれども、そもそも食べるために動物を飼育することに、多少抵抗を感じてしまう。しかし、長い人類の捕食文化のなかでは肉食も列記とした文化なのだから仕方がない。仕方がないが、食べるために育てた命なのだから、微塵たりとも無駄にしてはいけないと思うんだよね。
 今はファーストフード店に行けば硬貨数枚でハンバーガー(もちろんパテの挟まったやつ)がたべられるけど、それが作られる過程を知っているひとはどれだけいるのだろう。最近NHKで話題になった映画「いのちの食べかた」をみて勉強するのもいいと思う。ニュースでトレーラー部分をみたが、かなりショッキングである。人間の『いのち』を支える、他の『いのち』に感謝せずにはいられない。

 ということで、そういう本はそういう人が買うとして、一般の人でも購入できる本もたくさんあった。例えば「ドブロクの作り方」とか、栄養学をわかりやすく解説した本、農作物を使った料理書、子供用の「なぜ?なに?」系の絵本まで、さすが「農業書専門」をうたうだけあって、網羅している種類と数は決して店の広さに引けを取らない。っていうか、圧倒されてしまうのだ。写真をよく見ると「うかたま」と書かれたコーナーがある。スローライフ的内容でなかなか興味深い雑誌なのだが、「うかたま」のバックナンバーが全巻揃っているというのも、この本屋だからであろう。(ちなみに、写真奥の女性は妻です。)

※ところで、東京の地下鉄は乗りなれないと自分がどこに居るのかさえわからなくなってしまう。うへ~。

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本棚

Photo_2 夫婦で集めた本が本棚に入りきらなくなったので、ホームセンターに行って新しい本棚を買ってきた。本の整理をしてブックオフに売りに行ったり、あまり読まない本をまとめたりしたらかなり綺麗になった。
もともと在った本棚に自分の本(コンピュータ関連の専門書など)を並べたら、以外と少ない…?それでもかなり古い本もあるから、自分が何に興味を待ったのか何となく思い出せて楽しい。
問題は本棚が増えたのにもかかわらず、すでに入れるスペースがないことだが…。

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