« デイケア 67日目 | トップページ | 心の中の2つの背理 »

デイケア 68日目

 昨晩から風が強くなって、天気が急速に悪くなった。台風の様な空、あっという間に流れていく雲、そして小雨混じりの冷たい空気がなんだかとっても気持ち 悪い。せっかくの桜の花も、その強風に吹き飛ばされそうになっていた。咲いたばかりの花弁は枝にしっかりつかまっていて、簡単には離れそうにないが、それ でもガンバっているんだなという印象が否めない。以前に考えたことだが、桜の開花時期にはいつも天候が崩れると思う。これは温暖化とか異常気象とかいうこ とではなくて、桜がそういう季節を選んでいるのではないかと…。つまり、桜にとってはそうした天候も承知の上で、自然に身をゆだねているのかなぁというこ とだ。人間はとかくそうした風情をはかないとか美しいとか表現するけど、桜にとっては何の意味もなく、種子をつけたり自身が生存する条件でしかないのかも しれない。このことに限らず、物事の見方なんて人間にとって勝手な解釈ばかりなのかもしれない。人間も含めてすべてのことが、全宇宙を構成する物理法則の 中に存在していて、どんなに抗ってもその自然の摂理から逃れることなんてできないのだろう。だが見かけの解釈はいくらでも変えることはできる。サイエンス とテクノロジーはその最左翼だと思うし、アートやカルチャーは観念的な事象の解釈、つまりレトリックやメタファーといったものの全集合となって、見えない 要素として人間活動を支えているのだ。そして人間はそうしたメタファーに対して、神だとか創造主とかいう名前をつけている。信仰が悪だとか有益だとかそう いう事を言うつもりはないけど、人間には人間の生存を意味付けるための理由、あるいは拠所が必要なのかも知れない。そういう人間の思考すら脳のなせる技な のであって、それは生化学的・電気的な細胞組織の活動なのだ。チューリングやミンスキーやパパートといった人々は、コンピュータの中にそういうもののさら に高次元のロジックを組んで再現しようとした点で、大変に偉大なのだと思う。この話はこれくらいにしておこう。...全文

Daily20100402

|

« デイケア 67日目 | トップページ | 心の中の2つの背理 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/189978/48078332

この記事へのトラックバック一覧です: デイケア 68日目:

« デイケア 67日目 | トップページ | 心の中の2つの背理 »