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2010年2月の10件の記事

デイケア 42〜44日目

 【42日目】デイケアのミーティングルームにてMylo2で記す。昨日の夜は体調がとても悪くて、どうなるかと自分でも心配になった。数週間前のパニック状態が頭をよぎったからだ。午後の薬はきちんと飲んだのに、夕食を食べ終えたあたりから急に、だが少しずつ力強く頭痛が始まった。それでもメールのチェックやYouTubeを見ることくらいはできたのだが、8時頃になるとガンガン…ギンギンと頭痛がひどくなっていった。体が冷えていたので風呂に入って暖まろうとも思ったのだが、いざ入ってみるとのぼせてバランスを崩して倒れそうだったので、すぐに体を拭いて着替えてから布団に転がり込んだ。体は冷たいのに熱くて汗が出て息ができず苦しい。それでも就寝前の眠剤が効いて知らぬ間に眠りに落ちてしまったけれども、自発呼吸がままならず意識して深呼吸しないと卒倒してしまいそうで、このまま目が覚めないのかと本気で思った。夜中の3時頃に頭痛と喉の乾きと小用で目が覚めた。カロナール1)を多目の水で飲んでトイレに行ってから床に着くと、愛犬のはなが僕の布団に潜り込んできた。それまで妻の布団で寝ていたのが、僕を心配して移動してきたのだった。少しだけ頭痛などが改善していたから、はなに腕枕をする姿勢で再び浅い眠りに落ちていった。朝は少し遅めに目が覚めた。体調は昨晩よりはかなり良くなっていたものの、まだ頭が重い感覚が残っていたので再びカロナール2)を飲んで病院に向かった。今日のカウンセリングをキャンセルしてデイケアも休もうかなと考えたのだが、家でじっとしているより何か作業をしていた方が気が紛れると思ったから…。...全文

Jyumoku

 【43日目】自宅にてMylo2で記す。今朝目が覚めたとき、愛犬のはなが 僕に寄り添うようにして、真っ直ぐ体を横たえながら布団の中で一緒に寝ていた。ずっと以前にうつ伏せで同じように眠っていてオネショをされたことがあった ので、それを思い出したらハッとして一気に目が覚めた。少しだけ寝ぼけながら手で布団の感触を確かめたのだが、濡れている気配はなかったので、もう少しだ けまどろみの余韻に浸っていた。天気予報では夜半に雪が降ると言っていたけれど、小雨がぱらついただけだった。それでも湿って冷たい朝を犬と一緒にウォー キングする気になれず、昨晩に気が付いた保険関係の申請内容を確認するため、資料や書類の束に目を通していたら、病院に行く時間になってしまった。デイケ アではストレッチに参加して、その後でスタッフさんから自律訓練法の 実地練習を受けることができた。リラックスするためのイメージを思い描きながら、四肢の関節の緊張を意識して取り除いていく。僕はそれが浅い風呂に浸かっ て手足を一本ずつ湯に沈めながら、わずかな浮力(あるいは重力)と温もりを感じるような、そんなスローモーションの作業に思えた。10分強のレクチャーの 最後に終了動作をして深呼吸で訓練を終える。意識的なリラックスが生む心地よい眠りのような、不思議な体験だと思った。最近は薬を飲む時間を調節すること で、動悸やのぼせ感をできるだけ回避しているつもりだが、こうした自律訓練法を 生活時間に自然に取り込むことで、体調も改善していくといいと思う。体調が悪いと言っても毎日のように頭痛に悩むということがないだけマシだが、いざ体調 を崩して頭痛が始まると吐き気や手足の震え、発汗、意識の混濁が起こるから怖い。自発呼吸がままならなくなる感覚もあって、その状態で眠剤を飲んだら本当 に目が覚めないのかとも思ってしまう。でも本当に怖いのは、そうしたことに少し慣れてきて、それでもいいやと自暴自棄になっていることかもしれない。Flickrだか何処かに東尋坊の崖の上にある看板を使ったコラージュ写真があった。確か「ちょっと待て!貴方のハードディスクは消去したか?」と問うものだったが、自分もそう問われてもいいようにしておかなければ…。あ、もう大丈夫か、な? ...全文

Antique_coffee_shop

 【44日目】自宅でgOSで記す。昨日のデイケアでは、初めて日直な るものを務めた。日直の主な仕事はデイケアを始める朝のミーティングと、午後の終わりのミーティングで司会を務めること、その際にミーティングルームにあ るホワイトボードに板書することなどである。給食のカートを給食室からデイケア棟なで搬送してくるのも大切な役割で、これにはスタッフさんももちろん付き 添ってくれるのだが、敷地の対角線にある建物から建物へ重いカートを持っていくのは、古くてガタガタしているコンクリート道ではちょっとだけ神経を使う。 配膳は日直以外のメンバーさんとスタッフさんが総出で手を貸してやってくれる。食後にカートや生ゴミの始末をするのも日直の役目に含まれているのだが、僕 はデイケア喫茶の出張販売に行くことにしたので、その作業をパスさせてもらって早飯をしてから職員食堂に向かったのだった。 ...全文

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デイケア 41日目

Gos_31_gadgets  デイケアの昼休みにビリー・ジョエルを聞きながら、Mylo2でブログを書いている。ひそかに二階のパソコンルームの無線ルータに接続できないか探っているのだが、誰かが電源を入れてくれないと意味がないし、そもそも鉄筋コンクリートの建家で小電力無線が飛んでいくか疑問なのだが…。それはそれでいい。週末に見つけたUbuntuの派生ディストリビューションであるGreenOS(通称gOS)がどうしても気になって、インストールと動作チェックをしてから、PuppyLinuxSLAXのマルチブート化をしてみた。結論から言うとSLAX6.1.2jaext2fsへのアクセスに少々問題があったものの、gOSがブートローダとして利用するGRUBのコンフィギュレーションに各システムのvmlinuzなどを指定するだけで起動できた。PuppyLinuxSLAXはユーザー管理が暗黙でrootとなっており、しかもgOSで作成したroot以外のプロパティを持つファイル操作に制限がない。rootなのだから当然という話かもしれないが、Windowsに慣れたユーザーには抵抗がないものの、誤操作によるファイル消去を考えると疑問が残る。PuppyLinuxFAT(32)NTFSな ども含め多くのファイルシステムにほとんど障害なくアクセスできるのが素晴らしい。ハードウェアリソースの認識率も高く、余程古いか新しいものでなければ 大抵は接続できる。日本語パッケージの200MB程の中に、各種のドライバとオフィスツール、インターネットブラウザやマルチメディア関連のアプリケー ションが揃っているのが見逃せない魅力だ。YouTubeからムービーをMP4形式でダウンロードしてから、音声チャネルだけWAVファイルに書き出して、MP3に変換することが基本セットの中だけでできてしまう。一方のSLAXはウィンドウシステムにKDEを 使っていて、小綺麗で痒いところに手が届く感覚がとてもいい。こちらもオフィススイートと最低限のアプリケーションが入っているので、インストールあるい はライブブートで利用可能だ。どちらも日本語ポーティングされているので、ネットサーフィンや簡単な書類作成なら申し分ない。個人的にはKDEにイマイチ馴染めないのとデバイス認識という点で、PuppyLinuxをよく使ってしまう。オンメモリ1)でサクサク動くのもいい。SLAXは僕の勘違いなのかext2fsにchangesディレクトリを割り当てたら、ファイルシステムが壊れてgOSfsckでエラーが出た。そのgOSの現在のステーブルリリースは3.0 gadgetsとなっていて、これはUbuntuの8.10に相当するものだ。日本語版はネット上には見当たらないが、Ubuntuのリポジトリがそのまま使えるので、日本のものを追加するだけでよい。日本語入力ももちろんできるようになる。gOSUbuntuの違いは、ウィンドウシステムにGNOMEではなくEnlightmentという軽量なシステムを利用していることと、GeckoエンジンのフロントエンドであるPrismによるGoogleサイトへのクラウド的な接続と実行にある。事実、次期gOSにはCloudの呼称が決定しているようだ。GNOMEが決して鈍重ということはないが、MacOSを彷彿とさせるインターフェースは、斬新で軽快で使っていて気持ちいい。ウェブブラウザにはもちろんFirefoxがインストールされる。Thunderbirdもインストールされるが、一応主力のメーラーにはGmailが設定されている。OpenOffice.orgの2.4も入っている2)ので、こちらも実用上は問題を感じない。サクサク動かしたければ、PuppyLinux+OOo2.4と言いたいが、もちろんgOSSynapticによって簡単にアプリケーションが追加できるので、むしろ初心者にも使いやすいだろう。自分はすっかりLinux派になってしまった。デュアル64bitのWindowsXPマシンもあるにはあるが、こう軽量に動作するものではないから、おのずとgOSPuppyLinuxになってしまう。妻のパソコンもWindowsXPがあまりに重いのでUbuntu9.10にしてしまったし…。 ...全文

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デイケア 40日目

 朝起きて外を見ると、みぞれ混じりの雨が降っていた。時折白い粒がヒラヒラ見えたので、寒い一日になるなと思った。病院に向かう車から外を見ると小雨に なっていたが、それも昼前には止んで重苦しい曇天に変わった。デイケアの午前は掃除とストレッチを、午後は音楽のプログラムに参加した。音楽室の隣の部屋 は会議室になっていて普段は使われていないのだが、今日はメンバーさんがビデオを見たいということで、プロジェクターをオーディオに繋げて、ホームシア ターさながらの上映会になっていた。映画を見るのかと思ったら、なぜか東京オリンピックのドキュメンタリー(おそらくNHKアーカイブスだと思われる)を見ていた。くしくも明日からバンクーバーオリンピックが開催されるから、そのつながりで見ていたのかもしれない。僕は昼休みが終わる直前にちょっとだけ立ち見しただけだったが、東京オリンピックに合わせて建設された高速道路や新幹線、その他のインフラ整備のスピードと技術力は目覚ましいものだったようだ。そのビデオを終わりまで見てみたいという後ろ髪引かれる思いもあったのだが、音楽のプログラムに参加したのだった。遅れて参加したメンバーさんがリクエストしたマイケル・ブレッカー(Michael Brecker)の「コルフ(Corfu)」が格好良かった!また聞きたいなぁ…。...全文

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デイケア 39日目

Catwalk

 【病院でMyloにて執筆、何故か少し叙情的】天気予報は昨日から雨をアナ ウンスしていたが、今朝は少し暖かい曇り空であった。太陽が高くなるに連れてだんだんと寒くなってきたが、それでも雨が降るという様子ではなかった。デイ ケアのミーティングルームから見える風で揺れて枝をしならせている木々が、まだ肌寒い屋外と快適な屋内のコントラストを際立たせている。薄いガラス窓だけ で隔てられたふたつの世界は、社会的にも経済的にも暮らしにくい世間と、法律と福祉に守られたリハビリ生活とを象徴しているようで、そんなことを思うと途 端に自分の心が萎縮していくのがわかる。デイケアでの活動は社会復帰を目指すというのが大義名分があるのだが、自分の場合は再びサラリーマンになって家族 を養うことにあると考えている。目の前のガラス窓を開けて外に出ていくためには、果たしてどんな訓練と準備をすればいいのだろう。分厚い上着を着込んで飛 び出すこともできる。薄着でも耐えられる体を鍛えるのもいい。いずれにしても今までの自分がやってきた方法論では、元の木阿弥になるのではないか…。何か 別の方法で自分の意識をシフトさせないことには、何も始まらないし何も起こらないのだと思う。そんな一連の思考の連鎖を頭に思い描きながら、一方でそれら を俯瞰している自分がいるのだ。そしてその自分は、思い悩む自分自身を挑発するにもかかわらず、いざ行動に移そうとする自分を思い止まらせる。キリスト教 で言う「心の中の天使と悪魔」が、最終的には自分に足枷をはめて歩かせる1)というような、自己矛盾した思考遷移に至るところがもどかしい。もっと気楽に考えられたなら、もっと自由になれたなら、そして自分自身を信じることができたなら、どんなにか楽しい暮らしができるのではないか…。そんなことを考えながら心の中の渦潮に落ち込んでいく。...全文

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デイケア 38日目

Birdonplum_2

 Slaxでブログを書いている。今日はとっても暖かい日で、とても2月初旬とは思えない陽気だった。病院の梅の木はすでに開花しているし、近くの養護学校の通りに面した桜並木にも、ピンク色のつぼみが目立ち始めている。昼少し前から強い風が吹いてきて、まるで春一番のように落ち葉を飛ばし高い木々の枝を揺すって、春がそこまで来ていることを誇示しているように見えた。春はいい。理由はないけど。午前中はストレッチに参加して、ミーティングルームに戻って読書をした。途中でとても眠くなってしまったので、コーヒーを入れて飲んだ。昼食後はちょっと気になることがあったので、パソコンルームでそれを調べてから、誰もいない音楽室に行って自律訓練法の真似事をしてみた。つま先が暖かいとか、鼓動が静まるとか、そういう自己暗示をかけながら、仰向けに寝てリラックスする。それからおもむろに、A・スマナサーラ師の本に書いてあった瞑想もした。自分が感じていることを間隔を空けずに頭の中で言葉にして確認するのだ。そうすることで感覚に集中し、結果的に感覚を閉ざすことができるのだという。ちょっと奇妙だが、実際やってみるとこれが意外と難しい。午後は今日も音楽かとおもったら、バレーボールがお休みなので全員でカラオケをすることになった。僕は歌わずにみんなが歌うのを聞いていた。上手な人もそうでない人もいる。それは当然なのだが、みんな揃って楽しそうに歌っている。歌詞を間違えても、とんでもなく音程を外しても、楽しく歌えればそれでいいらしい。今の僕には到底できないことだと、ハッとしてしまった。だれに咎められることもない、むしろ咎められたとしてそれが何なのだろう?そういうことを考えて、前進するのを止めているのは自分自身だぞと、カラオケの時間中ずっと自分に言い聞かせて苦笑いをしていたのであった。デイケアが終わってから、今日はカウンセリングを受診した。一時間少し超すくらいの間、前職とその間の心の動きや妻との関係、仕事の内容など、一通りのことを話した。今の職場のことも思い出せないことがあるのに、前職となるともっと思い出せない。それでもゲームプログラマだった頃は仕事の内容が内容だったし、結構ハードな生活をしていたから、断片的にそうした記憶が喋っている中で思い出されてくる。でも、そうしたことがパッと思い浮かんでも整然と並べて伝えることができずに、言葉につまって思考が停止して、そして情けなくなる。明日は雨、降るのかな? ...全文

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デイケア 37日目

Curryrice

 今日もデイケアに参加した。午前はストレッチをした後でスタッフさんと面談をしたし、午後は音楽のプログラムに出た。給食はカレーライスであった。昼休みはパソコンルームでSlax6の起動テストをしたが、あまり良い結果が得られなかったので、ミーティングルームに戻って読書をした。面談以外はいつもと変わらないデイケアの風景であった。が、いくつか気になるキーワードが出てきたので、週末の作業のことも含めて記しておくことにする。

  • 自律訓練法

     今日の面談でスタッフさんから教わった訓練法である。この一ヶ月というもの、動悸や胸痛1)、のぼせ感といった症状で少し参っているからだ。精神科と内科の医師には相談したのだが、無闇に薬を増やすよりも、様子と経過を見ていこうということになった。過去ブログでも書いているとおり、そうは言っても苦しいものは苦しい。スタッフさんにそのことを話すと、自律訓練法という催眠療法の一種があることを教えてくれた。これと似た訓練法を作業療法で用いているということだった。先週は論理療法に ついて教えてもらった。これについては自宅の書棚に専門書があったことを思い出したので、それを読んで実践してみようと思っている。今はまだ立場的にも精 神・肉体的にも不安定で、自分でもフワフワと浮き足立っているのがわかる。そういう自分が何とも不安でイライラするのだが、教えられることやデイケアで目 にするものすべて勉強になると思えるから、ひとつずつでも着実に実践できたらいいなぁと思うのだが…。

  • Slax ja 6.1.2

     Slaxは小型・軽量なLinuxディストリビューションのひとつとして歴史があり、Live CD形式で配布されているオペレーティングシステムである。本家Slaxサイトでは、複数のパッケージをチョイスしながらLive CDのディスクイメージをダウンロードすることもできる。日本語サイトではポーティングやテストも行われているので、比較的使いやすいディストリビューションなのではないだろうか。起源はSlackwareであり、兄弟にはPuppyLinuxもある。PuppyLinuxの方がどちらかというとハードウェア認識性能やデータのセーブ方法、ブート手順などが簡素化・高速化・最適化されている感覚があるが、Slaxも負けず劣らず使いやすいと思う。軽量化されているにも関わらず、ウィンドウシステムにKDEを使っているため、他の中規模ディストリビューションやGNOMEUbuntuと比べても見劣りはない。Live CD版は最低限のアプリケーションしか搭載されていないから、ちょっと寂しい感じもしないでもないが、実用上はワープロ、表計算、エディタにコンパイラ、そしてブラウザはもちろんKonquerorになっている。マルチメディアツールとCD/DVDバーナーもあるし、日本語ポーティング版にはAnthyもプリインストール済みだ。PuppyLinuxでは苦手な日本語のインライン入力も、SlaxではKOfficeを含めてすべて大丈夫であった。KonquerorInternet Explorerを彷彿とさせるが、それよりはスマートかもしれない。なにより軽量なのにも関わらずKDEのフロントエンドが少なからず豪華さをもたらしてくれるのが良いと思った。Slaxのことを延々と書いたのは、PuppyLinuxよりもユーザビリティが高くネット接続性能が高いオペレーティングシステムがないか模索していたから。その目論見は達成されて、今後は使い続けてみようと考えている。KonquerorFlashのパフォーマンスが案外高いという点も見過ごせない。

  • 業務連絡

     今日ストレッチをしているときに館内にかかった放送が興味深かった。「業務連絡 10(イチ・ゼロ)」しばらくして「業務連絡 終了しました。」とのこと。放送内容を間違ったのか、それとも10病棟で何かがあったのか、その試験放送や模擬訓練だったのか?あるいは「10(イチゼロ)」は関係者だけが知る緊急コードである可能性が高いと思う。教えてくれとは言わないし、教えてほしくもないけれど、気になるものは気なる。

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デイケア 36日目

 約一時間のウォーキングをしてから、自宅の風呂とトイレを掃除して、コーヒーを一杯飲む…。ここ数日の朝のスタートシーンである。デイケアに向かう時間 が少々遅れても、コーヒーを入れて飲むという習慣が、ともすれば忙しくて慌ただしくなりがちな朝の時間を、束の間リフレッシュしてくれる。デイケアに遅刻 することは滅多にないけれど、そうした時間を自然に作り出す努力をするというプロセスが、巡りめぐって自分の心のゆとりとなっているように思う。現在の自 分の状態では長年従事してきたコンピュータ・プログラマとしての職務を果たすことは難しいが、ライフサイクルを整えつつリズムを作って時間通りにデイケア に出席することで、最低レベルの社会生活をしているという自己認識をしようとしている。仕事とリハビリは本質的に違うものかもしれないが、デイケアのプロ グラムや友人から得られる成果は大きいと思えるようになってきた。

Butsunehannzu

 金曜日はデイケア棟の掃除で始まるのが定例になっている。今日はその後でストレッチに参加した。いつもストレッチの中心でリードしてくれるメンバーさん がいるのだが、(国体出場予定の)ソフトバレーボールのミーティングに出席していたため不在だった。そのわりには参加メンバーが異様に多かったのは、僕が 知る限りでもっとも大勢だったかもしれない。ストレッチの後で以前にW・パウンドストーンの「パラドックス大全」の話をしたことのあるスタッフさんから、精神分析学の一種の「論理療法」についての説明を受けた。と言っても論理療法のイントロダクションだけで、その治療や学習方法など具体的に指導されたわけではない。論理療法ではA(出来事/Activating-event)B(信念・固定観念/Belief)C(結果/Consequence)の頭文字を取って、「ABC理論」 とも呼ばれているそうだ。一連の心的反応を「出来事→信念・固定観念→結果」に分解してから、さらに信念・固定観念を論理的に見直すことで、当初とは異な る結果(よりよい結果が望ましいが、過度の期待は持たない。無理なものは無理と認めることも重要、とのこと)を導き出す方法論だという。カウンセリングによる対話式の精神分析と似ているが、考え方を論理的に展開して見直すというメソッドが、患者自身で実行できるという点が評価できる。本質的な部分はまだまだ理解できていないのだが、広義には認知行動療法と言うこともできそうだ。実際、論理療法の提唱者であるA・エリス博士は、認知行動療法の祖父と呼ばれている。レクチャーを受けているときに気が付いたのだが、A→B→Cの各ファクターは、一方で仏教哲学に出てくるカルマ()の法則とその方便に言い換えることもできそうだ。以前に独習してきたとおり、仏教の究極的な目的は解脱であるが、その考え方を支えるのが三法印(あるいは四法印)となっている。カルマ()とは諸行無常な現世の姿そのものであり、その無限の変化は自らも含めて自然の摂理と説く。1)仏教論理療法はまさにその考え方に言及していて、人間の煩悩に塗れた信念と捻れた固定観念によって、正しいものの見方を失っているんだと思うんだな。アプローチは違えど考え方を変えていけば結果は少しずつ変わっていくものなのだろう。論理療法は近代のものだが、仏教がそのアプローチの正当性を証明してくれているのだから。...全文

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デイケア 35日目

Shintsudanuma

 今朝は予期せぬ雪景色で、とても寒い朝だった。昨日のデイケアでスタッフさんに説明してもらった社会保障の仕組みを、朝から妻と一緒にコーヒーを飲みな がらインターネットなどを使って確認してみた。そうしたところで現状が変わるわけではないのだが、すぐには就職活動ができない以上は、保障されている手当 をもらう仕組みを少なからず理解しておいた方がいい。自分が働くのに不自由しているという不甲斐なさが、なぜか漠然としていて実感がないことがとても恐ろ しい。にもかかわらず、気持ちがフワフワしている。しばらくすれば否応なく実感せざるを得なくなるのだろうが…。デイケアのメンバーさんのほとんどが、障 害年金や傷病手当金などを受給したり、障害者手帳の福祉サービスの恩恵を受けている。みんな病気のせいもあるだろうが、そうした悲壮感をほとんど感じさせ ないから、自分もそうしたことに対して鈍感になっているのだろうか?いや、本質的には社会保障に悲壮感は必要ないのだが、そうしたことに抵抗を感じている自分が情けないと思う。よくわからないでは済まない。少しでも理解して納得しておくことが必要だ。そしてその気持ちの欠片を、自分が忘れないようにどこかに置いておかなければ、と思っている。...全文

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デイケア 34日目

 今日は寒い一日だった。病院の受付を済ませてから、デイケア棟のミーティングルームでしばらく待っていた。すると、スタッフさんが鬼の面をつけて登場した節分な ので豆まきをするのだという。デイケア参加者はみんなすっかり大人なのにもかかわらず、やっぱりこういう伝統行事を体で体験するのって大事だよね。まいた 豆はメンバーさん自身で掃除して片付けた。食べる用の豆は別にもらったけど、給食にも豆がでた。(調理豆という意味じゃなくて、乾煎りした大豆。節分用で「おにはそとー、ふくはうちー」と書かれていた。子供用か?)

Hellowork

 午前はストレッチに参加してから明日のデイケア喫茶用の羊羹などの調理を手伝おうかとも思ったが、個人的都合でスタッフさんに社会保障の説明を受けた。今 後何をどうすべきかのファーストインプレッション的説明を聞いたのだ。自宅で妻とともにもう一度ポイントを確認してから、ソーシャルワーカーのスタッフさ んに伝えて手続きをしなけれなならない。昼休みは先日セットアップした貧弱マシンのチューンナップ1)と、無線ルータの間違った設定2)を 修正した。Mylo2を持っていって無線LANの接続ポイントを確認、WEP暗号も64bitながら問題なくパスして、接続確認をすることができた。この 病院のネットワーク網がどうなっているか、そんなことは皆目見当も付かないけれど、少なくともパソコンルームのルータが1Mbps以下で接続されているこ とは想像できた。3)無 線ルータはさらにそのハブから分岐させている。これを増やしたおかげで、今までハブの都合でネット接続できなかったマシンも、接続できるようになった。今 度Backtrackあたりでブートしてpingtraceをかけてみる?午後は音楽のプログラムに参加して、いつものように音楽と雑談で過ごした。ス タッフさんが教習所に通っていて、その話が中心になった。自分も教習所は大学卒業のギリギリまで通っていたから、なんか昔を思い出してしまう。...全文

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デイケア 33日目

 月初めの病院受付では、デイケアの利用料を払う人たちや外来の患者さんで混雑していた。自立支援手帳が満額であれば支払う必要がないが、それまではおよ そ700円の一割負担金が発生するからだ。僕は明日が外来診察で、そのまま薬局に薬をもらいにいく予定だ。診察は精神科と内科である。今回は採血はないけ れど、年が明けてから悪化している体調について、内科の医師に相談したいと思っている。精神科の担当医には、先日パニック状態になってしまったので、慌て て夕方に診察してもらった。そういえば、そのとき胸部X線と心電図を撮ったが、診察料を含めて無料だったなぁ。自立支援が月額利用料満額だったからだが、 なんだかちょっと得した気分だ。これを毎日支払っていたら、やっぱり生活しずらくなるだろうと思う。政府の事業仕分けでも項目に挙がったとか挙がらなかっ たとか聞くが、現場で困っている人たちのことを少しでも知っていたら、止めるなんて言うことはできないと思う。それでなくても心の病をかかえる人たちが急 増しているのだから、尚更のことだ。今日のデイケアの午前のプログラムは、栄養士さんによる「栄養の話」という、食事や運動といった内容の授業があった。 プリントを使ったクイズ形式で、普段の食生活についていろいろと情報を提供してくれるのだ。午後は音楽のプログラムに参加した。いつものようにメンバーさ んそれぞれの好きな音楽を聞きながら、いろいろな話をして楽しんでいた。僕は音楽のリクエストをしなかったけれど、そんな雰囲気の中にいるのが楽しかった ので、会話をずっと聞いていたのだった。最後にトーンチャイムで合奏をした。...全文

Hospitalreception

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