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デイケア 5日目

 思考は入力のない出力だと言える。脳の中(心の中)で生成されてその外へ出ようとする形のない存在だ。人はそれを意識と呼ぶ。思考が起こる直前あるいは 時間の流れの中に、励起する事象がある。これを入力と考えてよいかどうかは思考の意味づけに依存すると思う。それは視覚であったり嗅覚であったり触覚で あったり、あるいは人や物との関係かもしれないし、時間と空間が作り出す雰囲気かもしれない。そういった事象が思考の励起を起こし、思考が次の思考の励起 を呼び起こす。つまり思考の連鎖、思考の遷移である。

Thought1

 思考は脳の中に収まっているだけではその存在がわからない。どんなに卑猥なことを考えようと、どんなに難しい論理を頭の中で作り出そうと、それを 取り出さない限りは神経伝達物質と血流が発生する熱、つまり無益なエントロピーでしかない。そしてエントロピーは増大する。思考を取り出すと言うことは、 それを言葉や図形や音楽などの二次媒体にコピーするということに他ならないのではないか?一般的な考え方からすれば、別の媒体に情報を移動・複写すると一 定の損失が発生してしまう。これはデジタルデータでも同じことだ。一度デジタルデータになればその情報自体は普遍的なものとなる。だが、一時情報と完全に 一致するのだろうか?例えば音楽は44KHz16bitステレオという離散データ列で記録される。人間の可聴周波数や心理学的効果などを考慮すれば帯域や 分解能は問題ないかもしれない。でもオリジナルとは別物だ。これは思考に関しても同じことが言えるのではないか?  ...記事全文

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