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鬱病(23) 自己限界と頭痛

 職場復帰はしたものの、休みをもらう事も多いし、午前出勤で疲れ果てて午後は家に帰るという生活が続いています。会社では(大変光栄なことなのですが)仕事も頂いて、ソフトウェアの不具合を調べたり、組み込みがらみのプログラミングやハードウェアの調べものもさせてもらっています。休んだり、遅刻したり、早退したりと、会社には迷惑をかけっぱなしなのですが、みんなが病気について一定の理解をしてくれているので、とても助かっています。

 自分はとても幸運なのでしょうね。鬱病患者の手記などを読むことがあったのですが、場合によっては休職から解雇、または自主退職させられてしまう方もいる様で、鬱病に対する理解度の低さや、鬱病になってしまう職場環境の改善など、まだまだ社会的には「厄介なもの」として扱われる対象なのだと思います。

 鬱病患者を見方を変えて考えてみると、真面目な頑張り屋さんだけどストレスの発散が下手な人、とも言えます。ストレスの部分だけ何か手立てを考えてあげれば、会社にとって最も有意義な人材だと考えることもできるでしょう。鬱病とは少し違いますが、会社では仕事ができる人に「何故だか」仕事が集中したりしますよね?で、別の人は意外と仕事してなかったりする…。頼まれごとが断れないだけかもしれませんが、結局その人は真面目だから頑張って仕事をするのです。その点を会社という組織はよく理解すべきだと思います。

 鬱病を患うと復帰するのに最低でも数ヶ月、長いと数年を要することになります。場合によっては再発して再休職、再々休職なんて方もいます。そういう人が増えていると言うことは、日本人も結構真面目な人が多いんだってことですかね。自分も8ヶ月休職して、復職して現在にいたりますが、一週間定時出退社できたことはないと思います。やはり、「会社に行くからには」と頑張ってしまい、会社では明るく振舞えるのですが、だんだんと頭の中に「理由のない矛盾」のような得体の知れない感覚がたまっていくのです。そして頭がカーッと熱くなり、湯気でも出そうになってくる。それ以上無理すると頭痛が始まってしまう…。これが今の自分の限界なのかと、復職して数ヶ月経った今、ようやく理解できるようになりました。自分はどちらかと言えば真面目だし、独学でいろいろと勉強もしてきた自負がありましたから、少し位のストレスには耐えられるだろうと思っていたし、職場復帰できたのなら、以前の8割位の仕事ペースでいけるだろうと、甘く考えていました。実際は5割以下で仕事の手伝いレベルです。これが今の自己限界なのです。半年休んで悩んだ病気は、半年かけて悩んで直さないといけないのでしょうね。

 ここ数週間は頭痛が24時間続いています。微頭痛なんて言葉はありませんがそんな感じの状態で、肉体的ストレス(運動とか)や精神的ストレス(考えことや相談など)を受けると、その頭痛がひどくなるのです。本当にひどいときは、のた打ち回って救急車を呼びたくなるような、このまま脳出血で死ぬんじゃないかと思うような痛みに襲われます。幸いにも心療内科の先生から適切な薬が出ているので、何とか対処できていますが、頭痛が続くのって変じゃないでしょうか?いま、こうやってブログを書いているときも頭痛がしているし、リラックスして犬と遊んでいるときも、昼寝しているときも、ずっと痛いんです。これって、幻覚なのかな?

annoy

 話は変わりますが、最近みたニュースフィードに「父親が祖母と妻を殺害して、次男を殴り手首を切断、自分も自殺した事件」に関する有識者のコメントなるものがありました。今となってはニュースソースがどこだったかわからないのが残念なのですが、そのコメントの中に「この父親は借金などに困って独り悩んで鬱病にかかっていたのではないか?」みたいな記述があったのです。コメンテーターが誰か知らないが、この発言について言及したい。それは、鬱病は他人に危害を加える病気ではないということ、です。確かにこの父親に悩み事はあったのかもしれないが、イコール鬱病と断定して言いのけるのは、病気に対する理解度の無さの表れです。残念ながら鬱病患者は希死念慮や自殺企図といった症状を呈し、しばしば実行してしまう(自殺してしまう)という病です。消えて無くなりたいと思い、他人との接触も億劫になるのに、どうして家族を巻き添えに惨劇を繰り広げることができるでしょうか?

※あと、自分の症状のひとつに「夢中になると周りが見えなくなる」というのがあります。自分も見えてなくてストレスをためてグッタリしてしまうので、厄介です。奥さんにはこれで迷惑かけっぱなしです。ごめんなさい。

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