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鬱病(20) 薬と心とバリカンと

Googlecube (本文とは関係ありません。) 復職してそろそろ2ヶ月が経過しようとしている。会社の方々がみなさん鬱病について理解を深めていてくれていたので、本当にありがたい。これまでのところ、最初の1ヶ月は半日出社を続け、その間体調が悪くなったりして休んだり出勤したりの繰り返しだった。11月に入ってからは徐々に午後もデスクワークをしたり、少しだけ仕事の手伝いをしたりすることで、以前の勘を少しずつ取り戻すことができた。そして最近は定時までいられるようになっている。
 ただ、出社しているといってもほぼ毎日遅刻している。なぜなら、時間に余裕のない状態の朝は、気分が滅入ってしまって、体調が急激に悪くなってしまうことがあるからだ。これにはもう一つの理由があって、薬の副作用で体がだるくなったり眠くなることもあり、その後に体調を崩した経験があったから、服薬後にすこしインターバルをとることにしているからだ。

 といっても、なるべく定時の出社時間に近い電車に乗れるようには努力している。朝は可能な限り5時に起床して30分ほどウォーキング&ジョギングしているし、朝食はきちんと腹八分バランス良くとっている。新聞を読んだりラジオを聴いたり、家事の手伝いをしたりするので、ついつい時間がなくなってしまう。だから、わざと動作をノロノロと、というか確実に慎重にするように心がけているのである。焦らないために。そして何事にも「がんばらない」ようにするために「がんばっている」最中なのである。

 薬も長いこと服用していたSSRIのジェイゾロフトからSNRIのトレドミンに移行してきた。ノルアドレナリンの効果なのか、俄然いろいろなことに興味が沸いて、時々活動的になったり饒舌になったりと、すこし躁状態のようになるらしい(妻がそう言っていた)。そういわれてみると、やりたいことはたくさんあるけど、実際にはほとんど何もできていない。やりたいことがあるということは「焦りの心」が生まれているわけで、そうなると脳ミソがまだうまく働かないものだから、勉強とか段取りとか簡単なこともこなせなくなってしまうのだ。そして、冷静になれたときでないと、その事実にさえ気が付かないのである。まだまだ、病状は治まっていないのだ。(実際に薬は1日に服薬可能な最大量を使用している。)それに加えて、日中に長い時間考え事を続けていると、睡眠中も脳が休むことができず、浅い眠りの中で寝言を言っているらしい。妻曰く、誰かと議論していたり、難しい話をむにゃむにゃと話していたとか。そして決まってそんな日の寝起きは頭がガンガンしている。睡眠薬も一度は絶ったのだが、また使っているのである。

 そんな自分なのだが、少しでも症状が良くなるようにいろいろな努力をしてみた。ヘアスタイルをバリカン15mmにした(本当は剃髪したかったが止められた)のもそうだし、物事の考え方や生活リズム・スタイルもそうだ。確かにそういった努力で症状は軽くなったのだが、「心の急激な変化」だけはなかなか直らなかった。朝からずっと楽しそうに振舞っていたのに、些細なことで急に怒り出したり、自分にはどうしようもないことに悩んだり、妻に口を挟ませないほどの論理や議論の応酬をしてしまうのだ。そして後になって反省して自信を無くす、その繰り返しだった。
 だから、逆に薬で気持ちを切り替える(というか維持する)ようにしてみたらどうか?と考えて、心療内科の先生に相談して精神安定剤の連続服用を試してみている。これが効果ありそうなのだ。そうやって、楽な気持ちのままでいられることで、イライラを解消する癖を身につけようと思っている。(ただ、眠くなるのが難点…。)

悩める若人  会社ではこれといって仕事がある訳ではない。逆にいきなり以前のような仕事があったら、おそらく恐怖と焦燥から病気が再発してしまうだろう。幸い会社では自分が抜けた穴を外注さんや上司が補ってくれたおかげで、大きな支障もなくて、何とかなっていたらしいが、職場復帰してみて、そんな話を聞いたりするとやはり気が滅入る、というか申し訳なくて仕方がない。「病気なのだから…」と言われても、実際に仕事をしていなくて迷惑を掛けたことには変わりないわけで、そういう意味では会社の皆さんや取引先の方々、外注さんなどに頭があがらないのだ。
 未だに、以前自分がかかわっていた仕事の成り行きを細かく聞くことはできない。それにはもう少し時間がかかると思う。今は、断片的に教えてもらう情報だけで十分なのだ。それでもすこしストレスなのだから。

 ※というわけで、また散髪で12mmバリカンでそろえてみました。もう冬だというのに寒々しい…、と思いきや薬と考えすぎで熱くなった脳ミソには、ちょうどいいラジエーターになっているようです。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

自分の心や体の具合と付き合いながらの時間の使い方は難しいだろうなあと思います。これからの課題となっていくのでしょうね。病との付き合いもあるでしょうから、ゆっくり自分なりのペースで答えを見つけていってください。

投稿: めぐみ | 2007/11/30 19:44

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