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精神疾患とマスメディア

 二週間ぶりの診察で、イライラが直らないことを訴えたところ、新しい薬を試してみることになった。以前、ジェイゾロフトとパキシルの併用を試みたが、パキシルを使い始めた途端に頭痛などで悪化してしまったため、現在はまたジェイゾロフト×4錠に戻った。そして、毎食後のデパス(精神安定薬)と頓服用デパスも処方されている。ハルシオン(眠薬)は少しずつ減らしていくつもりだ。

Depromale  その新しい薬はデプロメールという小さな錠剤。これもSSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)で、国内初のSSRI認可薬ということで、実績があるらしい。でもジェイゾロフトの方が新しいのだろう。成分はマレイン酸フルボキサミンというもの。ジェイゾロフトやパキシルもSSRIだが、いろいろな薬物がセロトニンに効くのだなぁ。一応、プラス1錠ということで服用しているが、副作用なのか排尿がスムースでなくなった。(要はオシッコが出にくい、のである。)家に居るときはいいが、リハビリ外出ではちょっと不便だ。口の渇きも感じるので、口臭に気を付けねば…。(喫煙するので特に気を付けよう。)

 最近、夕方のニュース番組で精神疾患の特集を何度か見た。強迫性障害(潔癖脅迫、確認脅迫)、摂食障害のリポートを見たが、以前の自分は精神病というと、聞こえが悪くて無縁の病気だと思っていた。しかし、まさか自分もその部類に入る病気にかかるとは思っていなかったから、そういう人達のことを「弱い人間だなぁ。気合が足りないよ!」なんて陰で罵っていたのだ。この思考は後になって、自分が全くの無知(無恥)であり、重大な間違いを犯していたのだと反省することになった。何故なら自身が罹患することで、精神疾患を持つ本人にはどうすることもできない行為(障害)が実在する、ということを思い知ったからだ。

 読売新聞にも実際に新聞記者が体験した重度鬱病の体験談(現在は回復傾向にあるらしい。)が連載されていたり、直樹賞作家の山本文緒さん(「プラナリア」とか、「恋愛中毒」とかが有名)が鬱病だったことなど、何かと話題にのぼる機会が多いように感じる。国民の何パーセントがこういったマスメディアの報道に関心を持つのか疑問だが、今まであまり触れられてこなかった精神疾患、ストレス等が引き金になる現代病が、一定の知名度を得ることはいいことだと思う。ただ、(主としてテレビで)泣き叫んだり、嘔吐したり、パニックになったりといった、生々しい症状を中心に取り上げて、病気の本質(原因や治療など)についてはあまり説明されていないように感じるのだ。これでは、単なる興味本位で終わってしまうのではないか?病原性細菌や麻疹と同じか、それ以上の予防策や社会整備が必要なはずなのに。隠れ鬱病も含めて日本人の1~2割が抑うつ症状を訴えている、という統計を発表しているのは、何を隠そう厚生労働省である。年金問題も大事だが、その年金を支える人達のことは気にしてくれているのだろうか?事態が悪化してからでは遅いと思うが…。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

私の好きな山本文緒さんがまさかうつ病に苦しんでいたとは、驚きでしたね。読売新聞の記者さんの話もあるし、あなたと同じ病で苦しんでいる人は世の中決して少なくないのだなと実感している今日この頃です。ぜひ今度本屋で山本さんの本を購入したいと思ってます。

投稿: めぐみ | 2007/06/13 15:10

そうだね。山本文緒さんの本は何冊か読んでるから、エッセイでも何でも彼女の心境の変化が興味深いねぇ。

投稿: Daisukeh | 2007/06/13 15:14

 Daisukehさんのブログにはいつも考えさせられます。マスコミの影響力は大きいですから、中途半端な特集はマイナスの方向に転がり易いですよね。私も人の事をとやかく言えたものではないですが、小学校の頃の友人でよく遊んだ仲間の一人が中学をお受験で私立の学校に進学しました。ところが、中学に入学して半年くらい過ぎた頃でしたか、風の知らせで精神を病み入院したと聞かされました。その時は単純に彼を心配しましたが、彼がどれだけ精神的に追い詰められていたかなんて考えもしなかった様に記憶しています。人間は実際に自分がなってみないと解らない生き物なのかも知れませんね。今、アルバイトをして人ごみに慣れようとしているのですが、身障者マークの駐車スペースって解りますか?そこには如何なる理由があっても普通は停めないと私は考えるのですが、どういう訳か他に空いていてもわざわざ身障者マークの所に車を停めるんです。私的にはそういった行為が許せずイライラの連続です。きっと私ももっと柔軟にならなければいけないのかも知れませんが性分ですかね。彼らも自分自身が車椅子のお世話にならないと解らないのだろうと考えています。

投稿: あまみのくろうさぎ | 2007/06/13 15:27

 ブログでもオープンに書いている通り、自分は鬱病の回復期にあり、そのリハビリのため、人の多い場所へ行ったりして、心のコントロールの訓練をしています。このブログでは、頭の中のモヤモヤした思考をどこかに吐き出すため、そしてその内容を推敲する作業によって論理的な判断ができているか確認するため、といった個人的な作業の成果物に過ぎません。(大抵のブログはそういう物でしょうけれど…。)ですから、内容についてあまり真剣に考えてもらっても困る場合があります。しかし、物事を曖昧に考えたりするのは自分の性格に合わないので…。表現が変だったり、偏った考え方の場合もありますが御容赦ください。また逆に、そういう意味では意見・反論は大歓迎です(笑)

 身障者マークの駐車スペースですよね。判ります。大抵の場合、そういったスペースは幅広で尚且つ店の出入り口に近い場所に設置されていますよね。堂々と停車している高級車やファミリータイプのワゴン車を見ると、なんとも寂しい気持ちになります。買い物に行くときは、僕も何かとイライラが尽きません。惣菜や焼きたてパンの売り場で、子供を抱っこしたままの母親(子供の靴が食品に触れそう)、買いもしないのに商品をべたべた触る人(食品に限らず、文房具など何でも)、他者に対する微塵の配慮もないのです。ましてや、買う側だけでなく売る側にも問題がある場合があります。残念ながら、モラルに欠けるシチュエーションは社会に溢れていますね。この辺りについては、技術的な分野でも同じ現象が見られると考えているので、後日ブログのネタにしようと思っています。

投稿: Daisukeh | 2007/06/13 15:28

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