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鬱病(1) 発病

※鬱病になって休職することになった。ここに自分の闘病記録を思い出して書き残したいと思う。

厚生労働省の調査では、今後日本人の1~2割の人が鬱病になる可能性があるという。発病する前までは、「結構ポピュラーな病気なんだねぇ。」なんて思っていたが、まさか自分が患うとは思いもしなかった。

2007年2月、仕事がメチャクチャに忙しいというでもなく、自分のかかわっているパソコンソフトウェアの仕上げ作業にとりかかっていた。それまでは、前年末くらいから組み込み系の試作・研究に使用するためのマイコン用リアルタイムOSを製作していた。これはこれで面白くて公私混同してのめりこんでいた。その仕事を一時中断して、パソコンソフトウェアを作ることになったのだ。このソフトウェアの前バージョンは別の人が作成していたのだが、新バージョンにするにあたり、仕様を大幅に変更することになっていた。しかしながら、前バージョンを流用しての仕様変更に対して、急に納期が短くなってしまい、かなり焦ってノイローゼ気味だったのを覚えている。

当初、前バージョンの完全流用を目指して、いろいろな個所の並列化を試していたが、一週間ほどして自分の力だとその方法では実現不可能なことが判明、残りの期日でゼロから作り直すことにした。思い切ってすべて作り直すと、良いものが早く完成することがよくあるからだ。(今となっては何故そう判断したか解らないが、とにかく当時はそのように判断した。)前バージョンを参考にしながら、インターフェース、データベース、グラフィックス、内部処理などを整理してプログラミングし直した。使用感などを試してデバッグしながら、前バージョンになかったスレッド化を実現したりする作業が続いた。そして納期残り10日位という時点で、あとは通信処理を中心にインプリメントするだけとなっていた。(はず…。)

考えてみると、このパソコンソフトウェアに携わった時点から、ストレスを感じはじめていたような気がする。なぜストレスに感じていたのか解らないが、そのストレスがじわりじわりと積もっていって、やがて四六時中「完成しないんじゃないか?」とか「失敗するんじゃないか?」とか「自分の判断は間違っているのでは?」という疑問が頭から離れなくなり、残業を繰り返し、帰っても自宅パソコンで仕事の続きをやったり、一度布団に入った後にやっぱり気になってパソコンを開いたりした。会社との往復時にもモバイルパソコンを開いて、デバッグ作業や単純な部分のコーディング作業をしたりした。多分、3~4時間の睡眠と食事とトイレと喫煙時以外はパソコンを開いていた様に思う。その時期、奥さんや飼っている犬にもそのストレスの捌け口を求めて、イライラしたりしていた。じりじりと焦る中で、自分の存在理由やアイデンティティとは何かを考えるようになり、その存在意義が不確定で不明確で、自分は社会に必要ない存在なのではないか?(=死んでも構わない、むしろ死にたい。)と思うようになっていった。

2007年2月5日(月)、強い焦燥感と不安感、そして頭痛と重い倦怠感にさいなまれて会社を休んだ。「とりあえず一日休養しよう。そうすれば気分も変わる…。」そう思っていた。その日は結局症状が改善せず、よく眠れなかった。奥さんにも八つ当たりしていたので、あまり気分がよくないようだった。次の日(6日)になっても、前日の症状は良くならなかった、というか余計悪くなっていた。自殺願望のようなものが前日よりひどくなり、このままだと本当に自殺してしまうのでは?と考えるようになり、自分で自分に恐怖を感じて病院に行くことにした。

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